大原美術館の見どころ。児島虎次郎とベルギー印象派。

大原美術館

「大原美術館」は1930年に開館した日本初の西洋美術館です

 20世紀初頭、油絵の技法や絵具自体は既に日本に伝わっていましたが、本格的な西洋絵画を観るには渡欧する必要がありました。そんな中、当時ヨーロッパに留学していた画家・児島虎次郎は日本で西洋美術を学ぶ難しさを痛感していました。

そこで、彼を支援していた実業家の大原孫三郎の協力を得て、日本の美術界の発展や西洋画家の参考になるよう、西洋絵画の収集を始めます。収集された作品は日本で公開され、非常に好評を得ました。

大原孫三郎は、児島が集めた作品をもとに美術館の設立を考えていましたが、残念ながら児島は早くに逝去してしまいます。

1929年、世界恐慌の影響で経済状況が厳しい中、孫三郎は児島虎次郎の功績を称える形で「大原美術館」を開館しました。

その後、孫三郎の意志を継いだ大原総一郎が、フォービズム以降の現代絵画などを収集し、美術館のコレクションは拡充されました。現在、所蔵品の総数は約3,000点にのぼります。

児島虎次郎
大原孫三郎
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美術館概要

大原美術館の所在地:岡山県倉敷市中央1丁目1−15

「倉敷美観地区」とは江戸時代の白壁の町並みが保存されている地域です。蔵や町屋を改装したショップが並ぶ観光スポットとなっています。
大原美術館は美観地区の中にあります。

倉敷美観地区
倉敷美観地区
倉敷美観地区
倉敷美観地区
倉敷美観地区
倉敷美観地区
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